岩手 鉛温泉 藤三旅館

岩手県花巻市にある花巻温泉郷には、鉛温泉という温泉があります。

温泉を発見したと言われている藤井家が藤三旅館を経営しています。

藤三旅館の本館は１９４１年に造られたもので、木造３階建ての日本旅館となっています。

純和風的は素敵なたたずまいが魅力の宿となっています。

豊沢川に乗り出すような形で造られた旅館です。



鉛温泉　藤三旅館




鉛温泉にある藤三旅館には湯治部というのがあります。

売店なども用意されていて、自炊用の道具や日用品などが販売されています。

食品も販売されていますので、格安で宿泊し山菜などを取ってきて自炊することも出来ます。

藤三旅館の中にある白猿の湯は、日本一深い温泉として知られています。



深さは１,２５ｍもあり、湯の底はデコボコしています。

お湯は透明で少し熱めの源泉が底から湧き出しています。

天井が高く作られていてのんびり静かに入ると、心から癒され気持ちの良い時間が過ごせます。

泉質は含芒硝硫化水素単純泉となっています。

鉛温泉にある藤三旅館は田宮虎彦の小説「銀（しろがね）心中」の舞台にもなった施設です。



鉛温泉は白い猿が桂の木のたもとから涌き出る温泉で傷を癒したのを見つけ、温泉を発見したとされていて、藤三旅館の裏にある神社には由来にまつわる絵が飾られています。

鉛温泉はお湯が鉛色だったことから、鉛温泉という名前が付いたとも言われている温泉ですが、自然に囲まれた温泉でゆったり静かな時間を過ごすことが出来る温泉郷となっています。



名作を生んだ宿

鉛温泉 藤三旅館
岩手 鉛温泉 藤三旅館


　

花巻 鉛温泉

鉛温泉周辺にある観光スポットをいくつか紹介しますので、鉛温泉に出掛けるならぜひ行ってみてください。

花巻南インターから車で３０分、鉛温泉から車で１０分ほどの場所には豊沢ダム（豊沢湖）があります。

昭和１６年に着工され昭和３７年に完成したダム湖で、きちんと整備もされていますので綺麗なダム湖を見ることが出来ます。



遊歩道もありますので、自然の中をゆっくりと散策することも出来ます。

キャンプ場もありますので、キャンプをして鉛温泉で日帰り入浴を楽しむことも出来ます。

新花巻駅の近くにある宮沢賢治童話村もお勧めの施設ですが、童話村のすぐ側に美味しい蕎麦屋さんがあります。

お腹が空いたらぜひ味わってみてください。






宮沢賢治の童話に出てくる「なめとこ山の熊」から名前をとり、なめとこ山という名前で営業しています。

つなぎを一切使わないこだわりの十割そばもお勧めです。

すいとんセットなどもありますが、手打ち蕎麦の美味しさは最高です。

季節の食材を使ったメニューなどもありますので、季節を変えて訪れてみるのもいいですよ。

１１時から１９時までの営業ですが、蕎麦が無くなり次第閉店となります。



鉛温泉は温泉だけではなく、童話村など素敵な施設もありますが、温泉周辺も自然美豊かでとても素敵な場所です。

小説の舞台となったことでも知られている温泉地ですが、小説家田宮虎彦さんは、１ヶ月ほど鉛温泉にある藤三旅館に滞在し執筆活動を続けました。

鉛温泉で書かれた小説「銀心中」は鉛温泉が舞台となっています。

宿泊した部屋は今も使用されていますので、興味のある人は宿泊し小説の世界に浸ってみてはいかがでしょう。



鉛温泉　藤三旅館


宮沢賢治
花巻温泉 鉛温泉

　

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岩手 鉛温泉 藤三旅館

鉛温泉にある藤三旅館自炊部は、４,０００円から６,０００円ほどで宿泊出来るので、格安旅行を楽しみたい人にはお勧めのプランです。

煮炊き出来る炊事場がありますので、山菜をとって空く抜きをしたり料理を作ることが出来ます。

自分の家のような感覚で自由に過ごすことが出来るのも、鉛温泉藤三旅館炊事部の魅力となっています。



鉛温泉へのツアーは各旅行会社で企画されていますが、格安プランとして自炊部への宿泊プランも人気の企画となっています。

色々な観光地を巡りながら鉛温泉でゆっくり宿泊するツアーもお勧めです。

ツアーならではのお得なプランもありますので、旅行会社に問い合わせてみるのもいいと思います。

料金やツアー内容などは旅行会社によって異なりますので、色々とサイトなどをチェックしてみてください。



鉛温泉　藤三旅館



岩手 鉛温泉 藤三旅館

　

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